教育費の平均っていくらなの?
学資保険を考える上で必要なのは、教育費がいくらかかるかということです。
それによって、いくら貯蓄するのかということと、学資金を受け取る金額決めていきます。
では、具体的に、いくらかかるのでしょうか?
まずは、幼稚園から高校までの費用についてです。
幼稚園から高校生までにかかる教育費用
(単位:円)
区分 | 幼稚園 | 小学校 | 中学校 | 高等学校(全日制) | ||||
公立 | 私立 | 公立 | 私立 | 公立 | 私立 | 公立 | 私立 | |
1年 | 192,046 | 542,004 | 323,308 | 1,809,221 | 456,379 | 1,547,481 | 462,603 | 1,081,741 |
2年 | 205,368 | 482,398 | 245,331 | 1,238,713 | 396,103 | 1,110,628 | 380,515 | 809,482 |
3年 | 264,926 | 586,516 | 254,006 | 1,298,328 | 527,036 | 1,181,512 | 332,149 | 864,020 |
4年 | − | − | 299,519 | 1,341,444 | − | − | − | − |
5年 | − | − | 305,438 | 1,572,471 | − | − | − | − |
6年 | − | − | 393,795 | 1,550,510 | − | − | − | − |
総額 | 662,340 | 1,610,918 | 1,821,397 | 8,810,687 | 1,379,518 | 3,839,621 | 1,175,267 | 2,755,243 |
平均 | 220,780 | 536,973 | 607,132 | 2,936,896 | 459,839 | 1,279,874 | 391,756 | 918,414 |
出典:文部科学省「平成22年度 子どもの学習費調査」「年齢及び学年別の学習費総額」
この調査の教育費総額とは、学校教育費、給食費、学校外活動費(塾など)を合計したものです。
それぞれの総額は、
幼稚園 公立 約66万円 私立 約161万円
小学校 公立 約182万円 私立 約881万円
中学校 公立 約137万円 私立 約383万円
高等学校 公立 約117万円 私立 約275万円
公立か、私立かで、大きな差が出ていますね。
これを元に、ケース別に教育費がいくらかかるのかみてみましょう。
ケース別幼稚園3歳から高等学校第3学年までの15年間の学習費総額
区分 | 学習費総額 | 合計 | |||
幼稚園 | 小学校 | 中学校 | 高等学校 | ||
すべて公立 | 662,340 | 1,821,397 | 1,379,518 | 1,175,267 | 5,038,522 |
幼稚園だけ私立 | 1,610,918 | 5,987,100 | |||
高校だけ私立 | 662,340 | 2,755,243 | 6,618,498 | ||
幼稚園、高校が私立 | 1,610,918 | 7,567,076 | |||
小学校だけ公立 | 3,839,621 | 10,027,179 | |||
すべて私立 | 8,810,687 | 17,016,469 |
出典:文部科学省「平成22年度 幼稚園3歳から高等学校第3学年までの15年間の学習費総額」
これを見ると、すべて公立と、すべて私立では、1千万円以上の差があります。
次は、大学の費用についてです。
大学にかかる費用の平均
(単位:万円)
入学費用 | 在学費用 | 総 額 | ||
私立短大 | 71.8 | 292.7 | 364.5 | |
国公立大学 | 84.6 | 464.7 | 549.3 | |
私立大学 | 文系 | 98.6 | 593.9 | 692.5 |
理系 | 103.5 | 718.1 | 821.6 |
出典:日本政策金融公庫「平成23年 教育費負担の実態調査(勤務者世帯)」
※入学費用とは、受験費用、学校納付金、入学しなかった学校への納付金のこと。
※在学費用とは、学校教育費(授業料、通学費、教科書代など)、家庭教育費(塾の月謝、おけいこごとの費用など)のこと。
大学も、国公立か私立かで、大きな違いがありますね。
これらの教育費は、ほぼ横ばいですが、給与に占める割合では負担が大きく、特に所得の低い家庭ほど、負担が多くなっているようです。
将来、子どもは公立がいいのか、私立がいいのか、だいたい考えていますか?
これはあくまでも平均なので、このとおりにとはいきませんが、だいたいの目安として参考にしていただければと思います。